「あの日、諫早で失ったものを覚えていますか・・」セレッソプレビュー J2-31 対 Ｖファーレン長崎 [セレッソ大阪]
昨年は初戦敗退でした［対戦カード］ セレッソ大阪 - Ｖファーレン長崎
(11日19時 大阪市・キンチョウスタジアム）
［予想メンバー］
ＦＷ リカルド
ＭＦ ソウザ・丸橋・山村・山口・松田・酒本
ＤＦ 山下・茂庭・田中
ＧＫ キムジンヒョン
［みどころ］先週のセレッソ大阪は天皇杯・京都サンガ戦をホームで戦い、延長戦の末２－１で勝利。幸先悪くMF山瀬に先制点を奪われたもののFW杉本のPKで同点に追い付き、延長後半にはMFソウザの得点で逆転しました。後半の早い時間に元セレッソのDF染谷が退場し10人になった京都ですがブロックを形成し粘り強く戦いました。その結果90分で決着を付けることができませんでした。
この試合でFW杉本が肋骨骨折の重傷を負い全治３週間と診断されました。これからの４～５試合は覚醒したエースを欠き厳しい戦いが予想されますが、誰が出てもクオリティを落とさないというのは今シーズンの取り組みの一つでありこの苦境でいよいよ具現化する必要があります。
また杉本のポジションには紅白戦ではソウザが入る機会があったようですが、誰をスタメンで起用するのかにも注目です。Ｕ23で研鑽を重ねた若手選手にもチャンスが十分にあるかと思います。今を信じて明日に輝くプレーを見せてほしいところです。
［対戦相手］先週のＶファーレン長崎は天皇杯・横浜ＦＣ戦をホームで戦い、延長戦の末１－２で敗戦。水曜日には延期となっていたリーグ戦・水戸ホーリーホックとホームで戦い、１－１で引分け。リーグ戦は４戦勝ちなしとなっています。
熊本地震の影響で過密日程となりましたが、主力をうまく休ませており影響は最小限に留めているものと思います。現在得点ランク３位で元セレッソのエースＦＷ永井龍も水曜の試合では控えスタートとなり、出場時間は少なめでした。６位との勝点差が12とプレーオフ圏までも厳しい順位にありセレッソ同様に残り試合は全て勝つという強い気持ちで来ることでしよう。
［そのほか］諫早で行われたアウェイ戦ではFW柿谷が早い時間に負傷交代したり、FWリカルドサントスに待望の得点が生まれたり、試合終了真際に追いつかれたものの大卒ルーキーMF木本の得点で劇的に勝利したりといろんなことがあった試合でした。平日とはいえこの時点で長崎にとって今季最多観衆を記録した試合でもありました。
セレッソにとってはケガのFW柿谷、移籍のMFブルーノに続いて得点ランク上位のFW杉本がケガで出場できないというのは大きな試練が続きます。シーズン終盤になりセレッソに限らずどのチームも総力戦です。ここからは勝ちたい気持ちが勝敗を左右する要素になるでしょう。
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