「Valdes make a hat trick first by history of Cerezo」 [セレッソ大阪]
[対戦カード] 北海道コンサドーレ札幌 - セレッソ大阪
(23日13時 札幌市・札幌ドーム)
[予想メンバー]
FW リカルド
OMF ブルーノ・柿谷・杉本
DMF ソウザ・山村
DF 丸橋・山下・田中・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]先週のセレッソ大阪はホームでギラヴァンツ北九州と対戦し、1-1で引分け。前半終了間際、北九州のFKが直接決まり今シーズン初めて先制を許す厳しい展開となりました。DFラインをしっかり固めてくる相手に苦戦したものの後半ロスタイムにMFソウザの得点でかろうじて引分けに持ち込めました。
北九州のシュート数4に対してセレッソはシュート20本。特に後半は怒涛の攻めを見せましたが決定的なシュートも相手GKに止められ続けました。そんな中、攻撃の選手を相次いで投入し、フォーメーションを変えリスクを負ってでも得点への執念を見せた采配に感心しました。結果的に勝ち越すことはできませんでしたが「勝ちにこだわる」姿勢は十分に見られ、今後につながると思います。
今日の注目はチームトップスコアラー(得点王)のMFソウザです。中盤から攻守に渡りチームを支えるだけでなく、機を見た攻め上がりは前節のように得点も決めています。かつてセレッソが強い時期には必ず実力派のボランチがいました。ソウザ・山村のコンビが躍動し続ける限りこの無敗記録は続いていくことでしょう。
[対戦相手]先週の北海道コンサドーレ札幌はアウェイでモンテディオ山形と対戦し、1-1で引分け。早い時間に先制点を奪われた後、雷雨のための中断など波乱要素もありましたが、後半開始から投入したMF内村が得点を決め引き分けで終わりました。開幕戦、アウェイで東京に敗れただけでそれ以降は無敗が続いています。
今季の札幌はリーグ得点王のFW都倉賢が好調なほか、稲本・小野・増川・内村らリーグでの出場数の多いベテランが控えており、攻守に渡りバランスの良いチームで、昇格を争うのに十分な態勢です。またDFラインの進藤・増川・櫛引の3バックは全員180センチ以上とリーグ屈指の高い壁です。
今季同様、開幕から8戦負けなしで9試合目・アウェイの札幌戦(4/19)を迎えた2009年シーズンは、1-4と大敗しています。7年経ち同じシチュエーションで迎える試合です。当時、出場していて今日も出場しそうな選手はGKキムジンヒョンだけです。きっと当時のことは覚えていないと思いますが、あの日、成しえなかった勝利を今日はしっかりとつかみ取りましょう!
[そのほか]今日は「白い恋人サンクスマッチ」でコンサドーレのOB選手が出場する前座試合があります。元セレッソ大阪の選手ではFWバルデス、FW深川友貴、MF西谷正也、DF大森健作が出場予定。Jリーグ参入後、最初にハットトリックを達成したのがパナマ代表FWバルデスです。ちなみに21年前の4月22日(対横浜マリノス・4-0)のことですよ。
マリノスはこの次の試合から、4失点を喫した日本代表GK松永成立に代わって若手の成長株GK川口能活を正GKとして起用し、後に日本代表の正GKまで成長することとなったのは皆様ご存じのとおりです。あの日、バルデスがハットトリックを決めていなければ、そのまま松永がゴールを守り続け、川口が世に出ることがなかったかもしれません。
2016-04-23 00:00
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