「五年前の今日は柏レイソル戦が予定されていました」セレッソプレビュー J2-3 対 ザスパクサツ群馬 [セレッソ大阪]
[対戦カード]セレッソ大阪 - ザスパクサツ群馬
(12日16時 大阪市・キンチョウスタジアム)
[予想メンバー]
FW 杉本・リカルド
OMF ブルーノ・柿谷
DMF ソウザ・山村
DF 丸橋・茂庭・山下・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]先週のセレッソ大阪はアウェイで水戸ホーリーホックと対戦し、1-0で勝利。前半終了間際にGKキムジンヒョンからのパスを受けたFW柿谷曜一朗が首尾よく前線に抜け出しゴールを決めました。年に一度できるかできないかという好連携を活かした得点でした。
守備面でも開幕節から大いに改善が見られ、MF山村和也・ソウザのボランチの関係がよくなり、守備が安定し攻守の切り替えもスムーズになり、持ち味のサイドからの攻撃も活発化しました。厚みのある攻撃陣に加えて守備の不安がなくなれば、今年こそ・・の思いが強くなります。選手も日に日によくなっているという手ごたえが感じられていることでしょう。
開幕節に続き、追加点が欲しい時間帯にシュートを決め切れなかったのはFW杉本健勇です。水戸戦では右サイドからのクロスを受けシュートに持ち込んだものの豪快にゴール上へと外してしまいました。決まっていれば、柿谷と「チーム復帰組アベック弾」だっただけに残念です。初得点を焦らず落ち着いてプレーしていれば大丈夫、すぐにゴールは生まれるはずです。
[対戦相手]先週のザスパクサツ群馬はホームでツエーゲン金沢と対戦し、2-1で勝利。開幕節に続きホームで試合ができる優位性があったとはいえ、2試合を終えて堂々の首位キープ。ちなみに勝ち点6(2連勝)のチームは4チームあります。まだ時期早尚ですが、どちらかのチームの連勝がストップする首位攻防戦なわけです。
前半を1点リードで折り返し、後半は金沢に攻め込まれる時間が続きましたが耐え抜き、同点を許さなかったというところが昨年からの進化ではないかと思います。群馬に対しては昨シーズン2敗と勝てなかった相手です。前節の水戸も昨年勝てなかった相手ですが勝ち切ることができました。去年はもう過去のことですが、去年勝てなかった相手に勝つことができれば取りこぼしがなくなり、優勝・昇格へと近くなります。
[そのほか]女子サッカーのリオオリンピック・アジア地区最終予選のために本拠地が使えずアウェイ戦が2試合続きましたが、いよいよホームゲームとなります。2連勝と最高の結果で迎えるホームなのでスタジアムの雰囲気を最高潮にして3連勝目をもぎ取りたいです。
アウェイの町田戦・水戸戦はいずれもスタジアムの最高観客動員数を更新し一万人越えの大入り満員となりました。全国各地にセレッソサポーターが増えていることがわかります。翻ってホームゲームですがまだチケットに余裕があるようです。J2も2シーズン目になると地元の人々の関心が薄れるのは否めませんが、アウェイ戦に負けないような満員のスタジアムにしていきたいですね。
桜は、かならず返り咲く -セレッソ大阪、激動の2年と再起の始まり- (ELGOLAZO BOOKS)
- 作者: サッカー新聞エルゴラッソ セレッソ大阪担当記者 小田尚史
- 出版社/メーカー: スクワッド
- 発売日: 2016/02/24
- メディア: 新書
コメント 0