「本拠復帰戦、9800席が埋まるといいな」セレッソプレビュー J2-21 対 ロアッソ熊本 [セレッソ大阪]
[対戦カード] ロアッソ熊本 - セレッソ大阪
(3日18時 熊本市・県民総合運動公園 陸上競技場)
[予想メンバー]
FW リカルド
OMF 杉本・ブルーノ・清原
DMF ソウザ・山村
DF 丸橋・山下・田中・松田
GK キムジンヒョン
[みどころ]先週のセレッソ大阪はホームで東京ヴェルディと対戦し、1-0で勝利。53分に左サイド丸橋のロングスローからつないでFWリカルドサントスのヘディングシュートが決まり得点、今季七度目のウノゼロでの勝利となりました。ブルーノ欠場の穴はFW玉田圭司が埋め、故障明けのFW田代有三が途中出場するなど層の厚さを感じさせる勝利でした。
これまでU23での出場が続いていた元ブンデスリーガ・ドルトムントのMF丸岡満も初めてトップで試合登録され、出番こそなかったものの今後に期待が持てる感じです。柿谷・関口がケガで離脱していますが故障者の回復や日本代表MF山口蛍の加入もあり超J2級といわれる戦力がますますパワーアップしています。
昨年の同カードはホーム・アウェイ共に引分けに終わっています。特に、うまかな・よかなスタジアムでの試合はスコアレスドローでした。フオルラン・カカウがいた古き良き時代に対戦しています。メンバーはガラリと変わりましたが、充実の攻撃陣がキッチリと得点をあげ、連勝を5に伸ばしてくれることでしょう。
[対戦相手]水曜日のロアッソ熊本はアウェイで京都サンガと対戦し、1-1で引分け。1点を追う後半、途中出場のMF清武が投入直後に得点をあげ同点に追い付きました。この試合は前節から清武を含む数選手をターンオーバーさせましたが、岐阜戦の勝利に続き、京都戦を引分けで終え、アウェイ連戦を勝点4と上々の結果としました。
熊本地震の影響で先週末の岐阜戦から15日間で5試合、ホームゲームはセレッソ戦だけという超過密日程をこなしています。ちょうど真ん中3試合目となる今日は久々の熊本開催でモチベーションは上がっているかと思いますが、肉体的疲労の蓄積も相当量だと思います。後半の運動量が持つのかに注目です。
昨季の対戦でプロ初得点をあげたMF上原拓郎は、北海道教育大学岩見沢校時代に天皇杯でセレッソと対戦しているほか、コンサドーレユース時代には、後に「日本クラブユースサッカー選手権大会」で日本一となるセレッソユースと対戦し、グループリーグでこの大会唯一セレッソに黒星をつけています。何かと縁のある選手なのでチェックしてみてください。
[そのほか]ロアッソはおよそ3か月ぶりの本拠地、うまかな・よかなスタジアムでの試合となります。日立台、ホムスタ、ベアスタと代替開催を続けてきましたがようやく本拠地へと帰ってくることができました。その記念すべき初戦がセレッソ戦というわけです。
ですが、このスタジアムで安全確認がされているのはメインスタンドだけで客席数にすると9800席だけです。全体のおよそ三分の一しか使えない状態です。近隣の施設にはまだ避難している人も一定数いるそうです。そんな中でサッカーの興業を打つのは早計ではないかとも思います。
いずれにしても、熊本を思う気持ちと勝敗は別です。よい内容の試合、そして強いセレッソを見せることが大事です。次節の大一番、コンサドーレ札幌戦にいい流れで挑めるように内容・結果ともに重要です。
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